ベッカ・スティーヴンスとアタッカ・クァルテットの『Becca Stevens | Attacca Quartet』は、既存曲の新たなアレンジにスポットが当てられたコラボアルバム。
多彩な編曲による、卓越した歌声と弦楽四重奏を堪能しましょう。
Contents
- 1 はじめに
- 2 【1】Be Still (arr. Liam Robinson)
- 3 【2】Reminder (arr. Bill Stevens)
- 4 【3】Canyon Dust (arr. Stephen Prutsman)
- 5 【4】For You the Night Is Still (arr. Becca Stevens)
- 6 【5】No More (arr. William Stevens)
- 7 【6】Venus (arr. Michael Ippolito)
- 8 【7】I Am No Artist (arr. Nathan Schram)
- 9 【8】2 + 2 = 5 (arr. Nathan Schram)
- 10 【9】45 Bucks (arr. William Stevens)
- 11 【10】105 (arr. William Stevens)
- 12 【11】Klapp Klapp (arr. Nathan Schram)
- 13 【12】We Knew Love (arr. Bill Stevens)
- 14 【13】Tillery (arr. Timo Andres)
- 15 【14】Traveler’s Blessing (arr. Stephen Prutsman)
- 16 【15】Ophelia (arr. Nathan Schram)
- 17 【15】In the Midst (arr. William Stevens)
- 18 おわりに
はじめに
ベッカ・スティーヴンス
Playing a show with my full band January 12th, 7:30pm at the @CuttingRoomNYC . Come ring in a new year with me and my bandmates. https://t.co/oTwSGuwDN9
With:
Jan Esbra – guitar @boutwillismusic – keys
Chris Tordini – bass @jordanperlson – drumsPhoto by @DSSGODDARD pic.twitter.com/S64o8YA19M
— Becca Stevens (@beccastevensbsb) December 10, 2021
1984年6月14日生まれ、米ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム出身のベッカ・スティーヴンスはジャズ、フォーク、インディーロック、バロックポップ(チェンバーポップ)などの要素を取り入れたSSW&ギタリスト。
リーダーを務めるベッカ・スティーヴンス・バンド(Becca Stevens Band)、ジャズSSWグレッチェン・パーラト(Gretchen Parlato)とレベッカ・マーティン(Rebecca Martin)との3人組ユニットのティレリー(Tillery)、ソロ名義のほか、インストアンサンブルのスナーキー・パピー(Snarky Puppy)、UKのSSW&プロデューサーのジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)などとのコラボでも活躍しています。
- バンド『Tea Bye Sea』(ティー・バイ・シー)自主制作:2008年1月1日→国内盤CD:2015年3月4日、Core Port
- バンド『Weightless』(無重力)デジタル:2011年4月19日→輸入盤CD:2011年5月20日、Sunnyside
- バンド『Perfect Animal』(パーフェクト・アニマル)国内盤CD:2014年10月22日、Core Port→輸入盤CD:2015年4月7日、Universal Music Classics
- 『Regina』(レジーナ)国内盤CD:2017年3月8日、Core Port→輸入盤CD:2017年3月18日、GroundUP Music
- 『Wonderbloom』(ワンダーブルーム)国内盤CD:2020年3月4日、Core Port→輸入盤CD:2020年3月20日、GroundUP Music
- &イーラン・メーラー(Elan Mehler)『Pallet On Your Floor』(パレット・オン・ユア・フロアー)デジタル:2020年12月18日、Newvelle Records→国内盤CD:2021年4月21日、Core Port
- &ザ・シークレット・トリオ『Becca Stevens & The Secret Trio』国内盤CD:2021年9月2日、Core Port→輸入盤CD:2021年9月17日、GroundUP Music
アタッカ・クァルテット
We're proud to announce the exclusive signing of the bold, multi-genre, GRAMMY® Award-winning @AttaccaQuartet, with the release of two albums this year that embody their redefinition of what a string quartet can be. pic.twitter.com/9np9jtn3yn
— Sony Classical (@sonyclassical) May 21, 2021
- 左→右:エイミー・シュローダー、ドメニク・サレルニ、アンドリュー・イー、ネイサン・シュラム
2003年に米ニューヨークのジュリアード音楽院の学生4人で結成された、アタッカ・クァルテット。
- バイオリン:エイミー・シュローダー(Amy Schroeder)
- バイオリン:徳永慶子(Keiko Tokunaga)2003年~2019年→ドメニク・サレルニ(Domenic Salerni)2021年~
- ビオラ:ネイサン・シュラム(Nathan Schram)2017年~←ルーク・フレミング(Luke Fleming)2003年~2015年
- チェロ:アンドリュー・イー(Andrew Yee)
https://twitter.com/yomitime/status/1408231792017039362
本作品にも参加し、現在は退団しているバイオリン奏者・徳永慶子さんが在団中に、アルバム『Caroline Shaw: Orange』(2019年4月)で第62回グラミー賞(2020年)最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞したことでも話題になりました。
- 『Fellow Traveler – The Complete String Quartet Works of John Adams』2013年3月5日、Azica Records
- 『Haydn: The 7 Last Words of Christ, Hob. XX:2』2015年3月31日、Azica Records
- &マイケル・イッポリート(Michael Ippolito)『Songlines』2017年2月17日、Azica Records
- 『Caroline Shaw: Orange』(キャロライン・ショウ: オレンジ)2019年4月19日、New Amsterdam Records / Nonesuch Records
- 『Real Life』2021年7月9日、Sony Classical
- 『Of All Joys』(オヴ・オール・ジョイズ)2021年11月5日、Sony Classical
Becca Stevens | Attacca Quartet
先行シングル2曲を含む本作品は、国内盤(Core Port)CD(2022年3月23日)とデジタル(2022年4月22日)が全15曲(うちボーナストラック1曲)・1時間5分あまり、輸入盤CD(2022年4月22日、GroundUP Music)が全15曲(うち別のボーナストラック1曲)。
ベッカ・スティーヴンス(以下、ベッカ)とアタッカ・クァルテットのビオラ奏者ネイサン・シュラム(以下、ネイサン)の出会い(2014年)がきっかけとなり、2人の結婚(2017年9月)や4年がかりの録音作業を経て完成しました。
「オリジナルなどの既存曲をさまざまな人がリアレンジする」というコンセプトを堪能しましょう。
【1】Be Still (arr. Liam Robinson)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:リアム・ロビンソン
1曲目「ビー・スティル」の編曲は、ベッカ・スティーヴンス・バンドの鍵盤奏者リアム・ロビンソンが手がけました。
Be Still
本作品にはベッカ・スティーヴンス・バンドのアルバム『Perfect Animal』(2014年10月)から計4曲が取り上げられていて、「ビー・スティル」の原曲は4曲目に収録されています。
【2】Reminder (arr. Bill Stevens)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ビル・スティーヴンス
ベッカの兄でマルチ奏者のビル・スティーヴンスは2曲目「リマインダー」、12曲目「ウイ・ニュー・ラヴ」の計2曲の編曲のほか、プロデュース、レコーディング、ミックスも手がけました。
Reminder
原曲は『Perfect Animal』の8曲目に収録されています。
【3】Canyon Dust (arr. Stephen Prutsman)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:スティーヴン・プラッツマン
3曲目「キャニオン・ダスト」、14曲目「トラヴェラーズ・ブレッシング」の計2曲の編曲を手がけたピアニスト&作曲家のスティーヴン・プラッツマンは、ベッカとネイサンの出会いのきっかけとなったイベントを主催しました。
Canyon Dust
本作品にはベッカ・スティーヴンス・バンドのアルバム『Weightless』(2011年4月)から計3曲がピックアップされていて、「キャニオン・ダスト」の原曲は8曲目に収録されています。
【4】For You the Night Is Still (arr. Becca Stevens)
- 作詞:ジェーン・タイソン・クレメント(Jane Tyson Clement):著、ベッカ・スティーヴンス:序論『The Heart’s Necessities: Life in Poetry』Plough Publishing House、2019年4月22日
- 作曲・編曲:ベッカ・スティーヴンス
第2弾シングル「フォー・ユー・ザ・ナイト・イズ・スティル」(2022年3月25日)、7曲目「アイ・アム・ノー・アーティスト」、10曲目「105」、13曲目「ティレリー」の計4曲では、米ニューヨーク育ちの詩人&作家ジェーン・タイソン・クレメント(1917年~2000年)の詩が歌詞に使われています。
Live Performance Video
【5】No More (arr. William Stevens)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 作詞・編曲:ウィリアム・スティーヴンス
ベッカの父ウィリアム・スティーヴンスは5曲目「ノー・モア」、9曲目「45バックス」、10曲目「105」、15曲目「In the Midst」(輸入盤ボーナストラック)の計4曲の編曲のほか、エグゼクティヴ・プロデュースも手がけました。
No More
原曲は『Weightless』の10曲目に収録されています。
【6】Venus (arr. Michael Ippolito)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:マイケル・イッポリート
「ヴィーナス」の編曲を手がけたのは、作曲家&米テキサス州立大学・准教授のマイケル・イッポリート。
Venus
本作品にはベッカのアルバム『Regina』(2017年3月)から計4曲が取り上げられていて(うち1曲は国内盤ボーナストラック)、「ヴィーナス」の原曲は1曲目に収録されています。
【7】I Am No Artist (arr. Nathan Schram)
- 作詞:ジェーン・タイソン・クレメント、ベッカ・スティーヴンス『The Heart’s Necessities: Life in Poetry』
- 作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ネイサン・シュラム
ネイサンは7曲目「アイ・アム・ノー・アーティスト」、8曲目「2 + 2 = 5」、11曲目「クラップ・クラップ」、15曲目「オフィーリア」(国内盤ボーナストラック)の計4曲の編曲のほか、プロデュースも手がけました。
I Am No Artist
原曲は、デヴィッド・クロスビー(David Crosby)とベッカらがコラボしたアルバム『Here If You Listen』(2018年10月26日)の6曲目に収録されています。
【8】2 + 2 = 5 (arr. Nathan Schram)
「2 + 2 = 5」はレディオヘッドのシングル(2003年11月7日)のカバー。
Live Performance Video
レディオヘッド「2 + 2 = 5」
原曲は、レディオヘッドの6thアルバム『Hail to the Thief』(2003年6月9日)の1曲目に収録されています。
【9】45 Bucks (arr. William Stevens)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ウィリアム・スティーヴンス
第1弾シングル「45バックス」(2022年2月25日)。
Live Performance Video
45 Bucks
原曲は『Regina』の4曲目に収録されています。
https://twitter.com/beccastevensbsb/status/1501249840805728258
【10】105 (arr. William Stevens)
- 作詞:ジェーン・タイソン・クレメント、ベッカ・スティーヴンス『The Heart’s Necessities: Life in Poetry』
- 作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ウィリアム・スティーヴンス
ジェーンの詩にベッカの父ウィリアムの編曲という組み合わせの「105」。
105
原曲は『Perfect Animal』の5曲目に収録されています。
【11】Klapp Klapp (arr. Nathan Schram)
- 作詞・作曲:リトル・ドラゴン(Little Dragon)
- 編曲:ネイサン・シュラム
「クラップ・クラップ」は、スウェーデンのエレクトロポップバンド、リトル・ドラゴンのシングル(2014年2月14日)のカバー。
リトル・ドラゴン「Klapp Klapp」
原曲は、リトル・ドラゴンのメジャーデビュー(通算4th)アルバム『Nabuma Rubberband』(ナブマ・ラバーバンド、2014年5月9日)の2曲目に収録されています。
【12】We Knew Love (arr. Bill Stevens)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ビル・スティーヴンス
ベッカの兄ビルが編曲を手がけた「ウイ・ニュー・ラヴ」。
We Knew Love
原曲は『Regina』の6曲目に収録されています。
【13】Tillery (arr. Timo Andres)
- 作詞:ジェーン・タイソン・クレメント、ベッカ・スティーヴンス『The Heart’s Necessities: Life in Poetry』
- 作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ティモ・アンドレス
「ティレリー」の編曲を手がけたのは、米ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する作曲家&ピアニストのティモ・アンドレス。
Tillery
原曲は『Perfect Animal』の6曲目に収録されています。
【14】Traveler’s Blessing (arr. Stephen Prutsman)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:スティーヴン・プラッツマン
ピアニスト&作曲家のスティーヴンが編曲を手がけた「トラヴェラーズ・ブレッシング」。
Traveler’s Blessing
原曲は『Weightless』の4曲目に収録されています。
【15】Ophelia (arr. Nathan Schram)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ネイサン・シュラム
国内盤CDのボーナストラック「オフィーリア」の編曲はネイサンが手がけました。
Ophelia
原曲は『Regina』の11曲目に収録されています。
【15】In the Midst (arr. William Stevens)
- 作詞・作曲:ベッカ・スティーヴンス
- 編曲:ウィリアム・スティーヴンス
輸入盤CDのボーナストラック「イン・ザ・ミッドゥスト」の編曲を手がけたのは、ベッカの父ウィリアム。
In the Midst
原曲はベッカ・スティーヴンス・バンドのアルバム『Tea Bye Sea』(2008年1月)の1曲目に収録されています。
The ‘Becca Stevens | Attacca Quartet’ CDs have arrived! With cover art by Cecile Davidovici & David Ctiborsky. Here’s an unboxing video featuring my husband & collaborator @schramnate . The album is out on 4/22/22 via @GroundUPMusicNY !! @AttaccaQuartet https://t.co/ioZDgWqa2Q pic.twitter.com/g3v9ex6lPo
— Becca Stevens (@beccastevensbsb) April 14, 2022
おわりに
フォークとジャズを軸とした、ボーカルと弦楽四重奏のみのシンプルな編成ですが、バンドサウンドのようなグルーヴも堪能できます。
原曲と聴き比べながら、編曲の妙をお楽しみください。
リンク
- Wikipedia:ベッカ・スティーヴンス、Becca Stevens
- AllMusic:Becca Stevens、Attacca Quartet
- Discogs:Becca Stevens、Attacca Quartet
- Website:Becca Stevens、Attacca Quartet、GroundUP Music、CORE PORT、Keiko Tokunaga、Nathan Schram、Andrew Yee
- Linktree:Attacca Quartet、Nathan Schram、Andrew Yee
- Twitter:Becca Stevens、Attacca Quartet、Amy Schroeder、Keiko Tokunaga、Domenic Salerni、Nathan Schram、Andrew Yee
- Instagram:Becca Stevens、Attacca Quartet、Keiko Tokunaga、Domenic Salerni、Nathan Schram、Andrew Yee
- Facebook:Becca Stevens、Attacca Quartet、Amy Schroeder、Keiko Tokunaga、Domenic Salerni、Nathan Schram、Andrew Yee
- Link:Becca Stevens | Attacca Quartet
- YouTube:Becca Stevens & Attacca Quartet/Topic、Becca Stevens、Becca Stevens/Topic、Becca Stevens Band/VEVO、Becca Stevens & The Secret Trio/Topic、GroundUP Music、Attacca Quartet、Nathan Schram、Becca Stevens | Attacca Quartet
- Tower Records:Becca Stevens & Attacca Quartet、Becca Stevens、Attacca Quartet、国内盤CD、輸入盤CD
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