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Official髭男dism「Make Me Wonder」歌詞の意味を考察!TVアニメ『ダーウィン事変』オープニング主題歌

ヒゲダンことOfficial髭男dismの「Make Me Wonder」(読み方:メイク・ミー・ワンダー、意味:不思議に思う、考えさせられる、ワクワクする、未知のもの)はTVアニメ『ダーウィン事変』の主題歌(オープニングテーマ)として書き下ろされました。
ライブ演奏が楽しみな分厚いバンドサウンドに彩られた「Make Me Wonder」の歌詞の意味を考察、解説します。

Contents

Official髭男dism「Make Me Wonder」ミュージックビデオ・Music Video・MV・PV・YouTube動画

TVアニメ『ダーウィン事変』とは


『月刊アフタヌーン』2020年8月号(講談社、2020年6月25日)から連載中のうめざわしゅんさんの漫画を原作としたTVアニメ『ダーウィン事変』。
2026年1月6日(火)深夜24:00〜24:30・1月7日(水)0:00〜0:30、テレビ東京系列にて放送が始まりました。

TVアニメ『ダーウィン事変』第1弾PV


アメリカ・ミズーリ州で暮らす15歳の少年チャーリー(CV:種﨑敦美さん)は人間(ヒューマン)とチンパンジーの交雑種(ハイブリッド)、ヒューマンジー。

人間の里親(育ての親)のチンパンジー研究者バートことギルバート・スタイン(CV:森川智之さん)と弁護士ハンナ・スタイン(CV:佐藤利奈さん)の勧めにより高校に入学し、頭脳明晰ながらもコミュニケーション下手な少女(陰キャの優等生)ルーシー・エルドレッド(CV:神戸光歩さん)と出会います。

マックスことリヴェラ・ファイヤアーベント(CV:大塚明夫さん)と少佐ことレスリー・K・リップマン(CV:江頭宏哉さん)の2人をリーダー(指導者)とするテロ組織ALA(エーエルエー、動物解放同盟)は動物解放を掲げ、チャーリーを仲間に引き入れようとしますが、チャーリーは応じません。

差別、テロ、人権といった人間が抱える問題に、半分人間・半分チンパンジーのチャーリーと人間のルーシーが対峙するヒューマン&ノン・ヒューマンドラマです。

Official髭男dism「Make Me Wonder」歌詞の意味を考察【ネタバレ注意】

曲の構成

  • 1番:Aメロ~Bメロ~サビ(Cメロ)
  • 2番:Aメロ~Bメロ~サビ(Cメロ)
  • 3番:Dメロ~サビ(Cメロ)

1番Aメロ:未知に対する高揚と恐れ

X Yかなんか 偉い人が探し出した 法則よりこれは確か
君を見つめてしまうのなんか 逆らえる気がしないんだ
ただただシンプルに僕ら 生きとし生けるだけのなんか
でも得体の知れないOneだ You Make Me Wonder

ドラマの中に迷い込んだ 結末を知らないアクター
君と僕との相関図が まだ空白で気になんだ
笑い合いたいくせになんか 傷つけ合っちゃうのはなんでだ?
こんなはずじゃなかったばっか

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

※【ネタバレあり】以下、漫画・アニメのネタバレありで歌詞を考察します。ご注意ください※

「Make Me Wonder」という曲名や楽曲には、未知に対する高揚と恐れが入り混じっているそうです。

漫画『ダーウィン事変』1巻・第5話「ONE」に「君もボクもすべての動物はただの1(ONE)だよ」というチャーリーのセリフがあります。
ほかにも「一匹(ONE)としてカウントすらされない存在」など、『ダーウィン事変』でキーワードになっている「ONE」を引き合いに出し、「Oneだ→Wonder」と語呂合わせ。

その「ワンだ→ワンダー」を軸に「X Yかなんか、〜探し出した、〜これは確か」など、「1番Aメロ」はすべて「あ段」で脚韻を踏む言葉遊びが仕掛けられています。

しかも、One(ワン)といえば、『ダーウィン事変』のモチーフになっている動物愛護やヴィーガン(完全菜食主義者)と親和性が高いスピリチュアル思想ワンネス(Oneness)が想起されるほか、Wonder(ワンダー)といえば、未知なる(得体の知れない)存在であるヒューマンジーのチャーリーそのものです。

つまり、ハードなヒップホップのラップ並みに言葉の持つ音の響きやリズムにこだわりつつ、言葉の意味も深く、芯を食っているということ。

そのため、冒頭の「X Y」は数学の代数というより、チャールズ・ダーウィンの進化論『種の起源』(1859年11月24日)やメンデルの法則(1865年)を経て、1902年サットンにより提唱、1920年代モーガンにより確立された「遺伝の染色体説」および染色体そのもの(生物学)を表していると思われます。

ちなみに染色体とは、遺伝情報(遺伝子)を持った化学物質DNA(デオキシリボ核酸)に含まれる全遺伝情報ゲノムを担う細胞内構造体。

ヒトの染色体数46本(男性:46,XY、女性:46,XX)のうち、常染色体は44本(1番~22番×1対2本)、性染色体は1対2本(男性:X染色体+Y染色体、女性:X染色体×2本)、チンパンジーの染色体数は48本です。

Maroon 5「Makes Me Wonder」


曲名の「Make Me Wonder」や歌詞の「You Make Me Wonder」については、『ダーウィン事変』の要素あるいは全体像をシリアスかつコミカルに抽出&昇華しただけでなく、音楽的な意味合いも込められているかもしれません。

髭団員(ヒゲダンのファン)の音楽ファンのなかには、Maroon 5(マルーン5)の「Makes Me Wonder」(2007年3月27日、A&M Octone Records)を連想した人もいるはず。

漫画&アニメファンも音楽ファンも楽しませたい、ワクワクさせたい(You Make Me Wonder)ということで、今のところ「ドラマの中に迷い込んだ 結末を知らないアクター」かつ「君と僕との相関図が まだ空白で気になんだ」なのでしょう。

つまり「チャーリー(僕)目線でルーシー(君)を見つめてしまうドラマ」を軸としつつ、「藤原聡さん・ヒゲダン&視聴者(僕)目線でチャーリー&ダーウィン事変(君)を見るドラマ」や「リスナー(僕)目線でMake Me Wonder・ヒゲダン(君)を聴くドラマ」も重ねていると思われます。

1番Bメロ:ダーウィン事変とヒゲダンが混ざり合う

君と僕にはどんなルールやヒントが存在するんだろう?
LとRのようにモノ同士で混ざりたいステレオ
恋愛対象?どうだろう? 攻撃対象?違うと思う。
本当かどうかも 分からないもの 焦れったいもの

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「1番Aメロ」の「X Y」に続いて「LとR」という表現が登場する「1番Bメロ」。
このパートでは「モノ」(単数)と「ステレオ」(複数)の対比を軸に、「恋愛対象、攻撃対象(たいしょ・う)」など、すべて「お段」で脚韻を踏んでいます。

TVアニメ『ダーウィン事変』オープニング主題歌 Official髭男dism「Make Me Wonder」ノンクレジットアニメ映像/2026.01.06 24:00~ ON AIR


音響工学の録音・再生方法で、マイクとスピーカーをそれぞれ2つ以上用いる場合(2チャンネル以上)はステレオ(ステレオフォニック)方式、1つの場合(1チャンネル)はモノラル方式(モノフォニック)。

ステレオ録音したステレオ音源をステレオ再生する場合は左(L)と右(R)、2つのスピーカーで再生しますが、ステレオ音源をモノラル再生する場合は左右の和信号を再生するのが一般的です。

こうした「ルール」や「ヒント」を踏まえると、「1番Aメロ」の「X Y」は生物学および『ダーウィン事変』、「1番Bメロ」の「LとR」は音楽およびヒゲダンを象徴しているようです。

ただし、ステレオ録音のマイクのセッティング方法(ステレオマイキング)には、AB方式、MS方式、XY方式、バイノーラル方式などがあります。
要するに、「LとR」に象徴される音楽やヒゲダンに、「X Y」に象徴される生物学や『ダーウィン事変』も混ざっているということ。

ヒューマンジーのチャーリー(僕)がヒトのルーシー(君)と出会い、「モノ=One(ワン)」同士で混ざりたいと恋愛感情にも似た「ワクワク感=Wonder(ワンダー)」を抱く様子と、『ダーウィン事変』(君)の世界観に入り込むヒゲダンの藤原聡さん(僕)のドラマが重なります。

とくに「LとR」を「エールとアール」と発音しているところに着目すると、チャーリーが「攻撃対象」として敵対するテロ組織・ALA(エーエルエー、動物解放同盟)を連想できるかもしれません。

ざっくり「左翼、左派、リベラル(革新)、ハト派」(L)と「右翼、右派、保守、タカ派」(R)が入り乱れる社会派ミステリー&サスペンスの海外ドラマに、青春学園モノのラブコメが混ざるような『ダーウィン事変』らしさが表現されているのではないでしょうか。

1番サビ:天才チンパンジー・アイとの関係値

僕らの関係値はどのくらい? 測れやしないのWhy?
君を知りたい 知られたい
知られ合った時の期待値はどのくらい?
辿り着きたいアイ以外 他は知らない 探したい
君だけがMake Me Wonder

(ナナナ、ナーナナ、ナーナ、ナッナー ×3)
(You make me wonder)

(ナナナ、ナーナナ、ナーナ、ナッナー ×3)
(You make me wonder)

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「アイ」に「辿り着く」流れで、「どのくらい」や「Why」(ホワイ)など、韻を踏みまくっている「1番サビ」。
「関係値」や「期待値」といった代数や確率の数学用語が出てくるので、「1番Aメロ」の「X Y」には生物の染色体だけでなく、数学的な意味合いも含まれるのかもしれません。

【CBC】2016年6月24日放送「チンパンジー アイと歩んだ38年」


数学用語から連想されるのは、言葉や数を認識した天才チンパンジーのアイ(1976年10月 、アフリカ生まれ、メス)。
TVアニメ『ダーウィン事変』の放送が始まった直後の2026年1月9日、高齢と多臓器不全により49歳で亡くなりました。

「辿り着きたいアイ」の「アイ」は「愛」や「I」(私などの1人称を意味する英語)だけでなく、天才チンパンジー・アイへのオマージュも込められているでしょう。

【CBC】2013年5月28日放送「アユム13歳・片想い」


漫画『ダーウィン事変』3巻・第14話「is-ought」で、育ての母ハンナにルーシーのことをどう思うか、尋ねられたチャーリーは「好きだよ。ルーシーのことは特別すごく…知りたいって思う」と答えました。

こうした『ダーウィン事変』の要素も散りばめられている「Make Me Wonder」。
かつて天才チンパンジー・アイの息子アユムの恋模様が放送されたこともあったようですが、チャーリーとルーシーを含む登場人物の相関図や関係性については物語が進むにつれて変化があるので、今後が期待されます。

Official髭男dism「ペンディング・マシーン」


「Why」(ホワイ)といった「アイ」の韻の多用などから、ヒゲダンのメジャー2nd(通算3rd)アルバム『Editorial』(2021年8月18日)収録曲「ペンディング・マシーン」を連想する髭団員さんもいるようです。

2番Aメロ:イコールじゃない展開が最高にFunだ

検索してもやっぱ 参考にならない感が
僕を熱くさせるファクター
理解に苦しみながら 君の良いとこ 気味悪いとこ 底のない底
知ってくほどイコールじゃない
イコールになれないところがまた最高にFunだ

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「Oneだ」(ワンだ)や「Wonder」(ワンダー)で韻を踏みまくりの「1番Aメロ」とメロディーラインが「(完全には)イコールじゃないところが最高にFunだ(読み方:ファンだ、意味:楽しい)」とばかりにワクワクさせられる「2番Aメロ」。

とくに「イコールじゃないところ」すなわち「君の良いとこ→気味悪いとこ→底のない底」の3段オチのような韻の踏み方(ライム)と節回し(フロウ)が「最高にFun」です。

「君について検索しても参考にならない(情報がない)ことがファクター(原因、要因、要素)となり、むしろ熱くなっている僕」はチャーリー(君はルーシー)であり、ヒゲダンの藤原聡さん(君はチャーリー)でもあるでしょう。

Official髭男dism「イコール」


髭団員は「イコール」のくだりで3rdミニアルバム『レポート』(2017年4月19日)の収録曲「イコール」を思い出すはず。

2番Bメロ:不確かな空間に訪れたファントムセンター

正解もルールもヒントも変わる 思い出してよ
LとRの向こうにも訪れた空間の不確かを
仮に恋愛対象 そうでも ハッピーなエンドじゃない事
ざらにある そうでしょう?
悲しみのリスクもでっかいだろう?なんて正論が不快だ

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「2番Bメロ」では『ダーウィン事変』の「正解もルールもヒントも変わる」社会派ミステリー的な側面に注目し、「ハッピーなエンドじゃない」かもしれない恋愛サスペンスを示唆しているようです。

さらに確率・統計の数学用語などの「不確かさ」(不確実性)や「リスク」、あるいは「ファントムセンター」という言葉を出さずにその音響現象を引き合いに出すことにより、「Make Me Wonder」という楽曲の「正解もルールもヒントも変わる」ことをメタ的に表現しています。

[Teaser] Official 髭男dism – Make Me Wonder


ちなみに「ファントムセンター」とは左右(LとR)2つのステレオ・スピーカーにより、存在しない正面中央(幻の中央=LとRの向こう)のスピーカー(空間の不確か)から音が聴こえるように感じる現象のこと。

しかも、歌詞として表記されていない幻の言葉「ファントムセンター」は「空間の不確か→不確かな空間→行間」から伝わってくるだけでなく、「Oneだ」(ワンだ)や「Wonder」(ワンダー)と同じ韻を踏んでいます。

『ダーウィン事変』の物語になぞらえつつ、ヒゲダン流の音楽遊び、言葉遊びが過ぎる、まさに「Make Me Wonder」な「ヒゲダン事変」と化していますが、まだこれから「正解もルールもヒントも変わる」末恐ろしい楽曲です。

2番サビ:ほぼ歌わない限界値に挑戦した空白のサビ

僕らの関係値は?
僕らの限界値とは?

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「2番Bメロ」の「正解もルールもヒントも変わる」や「LとRの向こうにも訪れた空間の不確か」という伏線を回収するかのように、「2番サビ」では「1番サビ」とは打って変わって、以下省略といわんばかりにほとんど歌わない(不確かな空間)という暴挙に出ました。

「限界値」は限界分析という経済分析に伴う経済学・社会科学用語。
数学には数列の「極限値」という用語がありますが、「限界値」のほうが「アイ」の韻を踏んでいるのでしっくりきたのかもしれません。

チャーリーとルーシー、あるいはヒゲダンと『ダーウィン事変』(僕ら)の「関係値」は「ファントムセンター」(幻の中央)のような「空間の不確か」ということで、サビに空白を設ける「限界値」に挑戦したようです。

Official髭男dism「Get Back To 人生」


さらにヒゲダンのメジャー3rd(通算4th)アルバム『Rejoice』(2024年7月24日)の収録曲「Get Back To 人生」のイントロを彷彿とさせる演奏が続きます。

3番Dメロ:LとRの伏線を回収する答え合わせ

触れたい触れられたい強烈な何かは
甘いだけじゃない 痛みの予感で僕を酔わしていく
傷つきたくない 冗談じゃない
浮かれた僕が嫌いな自分も嫌い 心がバグっていく

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「限界値」に挑戦するかのような空白の「2番サビ」に続いて、この楽曲で唯一これまでのAメロ・Bメロ・サビではない変化が訪れる「3番Dメロ」。

もともと「虫」という意味の「バグ」(bug)はプログラムの不具合を表すIT用語ですが、ここでは「心がバグる=心が壊れる」といったニュアンスで使われています。

チャーリーがルーシーと仲良くなるにつれ不具合が生じて心が病む感じでもあり、「Make Me Wonder」という楽曲において唯一変化球の「3番Dメロ」はバグのパートとも解釈できそうです。

Billie Eilish「bad guy」


原作の漫画家うめざわしゅんさんによると、ルーシーのモデルというわけではないものの、デザインを考えているときにたまたまBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)「bad guy」(2019年3月29日、Darkroom / Interscope Records)のMVが流れてきたそうです。

そう言われてみると、フーディーのフードのかぶり方がルーシーとビリー・アイリッシュでかぶっている感じもします。
ちなみにビリー・アイリッシュがチャーリーや育ての親バート&ハンナ夫妻と同じヴィーガンだったのは偶然の一致(シンクロニシティ)だそうです。

「心がバグっていく」の後、2:52辺りからステレオのR(右:松浦匡希さん)とL(左:楢﨑誠さん)で交互に声が入っているようで、「R:やさしい、L:難しい、R:美しい、L:醜い、R:華々しい、L:物々しい、R:おもしろい、L:恐ろしい、R:来年もよろしく!」などと聴こえると話題になっています。
再生速度を落とすと確認できるような、できないような感じです。

冒頭の「X Y」(染色体:生物学→『ダーウィン事変』)とBメロの「LとR」(ステレオ:音楽→ヒゲダン)の「関係値、期待値、限界値」に「正解」があるかどうかは「不確か」なままかもしれませんが、それでも音楽的に伏線を回収するおもしろい(恐ろしい)仕掛けといえるでしょう。

3番サビ:現在値は変わらない

僕らの関係値はどのくらい? 測れやしないのWhy?
君を知りたい 知られたい
知られ合った時の期待値はどのくらい?
もしこの未来アイが 存在しない 永遠じゃないとしても

僕のこの現在値は変わらない 変えるほど弱くはない
君を知りたい 知られたい
知られ合った結末がどうでも構わない
辿り着きたいアイ以外
それすら見たい 感じたい 君だけがMake Me Wonder

(ナナナ、ナーナナ、ナーナ、ナッナー ×3)
やっぱHate Me?不安だ

(ナナナ、ナーナナ、ナーナ、ナッナー ×3)
呆れちゃうほどYou Make Me Wonder

Make Me Wonder/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「現在値」(げんざいち、げんざいね)とは最新の株価を表す金融・証券(経済)用語。
元銀行員(島根銀行)というヒゲダン・藤原聡さんの経歴が存分に生かされた歌詞とも考えられるでしょう。

[Teaser2] Official 髭男dism – Make Me Wonder


「株価の現在値」は需要と供給のバランスによって常に変動しますが、「君を知りたいという僕の現在値は変わらない」という結末。

「2番Bメロ」では「正解もルールもヒントも変わる」とのことで、さまざまなおもしろい(恐ろしい)仕掛けがありましたが、「ルーシー(君)を知りたいチャーリー(僕)」と「『ダーウィン事変』やチャーリー(君)を知りたいヒゲダン・藤原聡さん(僕)」というダブルミーニングの構造(=僕の現在値)は揺らぎませんでした

おわりに

「Make Me Wonder」は2025年12月29日に配信リリースされましたが、TVアニメ『ダーウィン事変』の放送は2026年1月からなので、隠しメッセージは「来年もよろしく!」だったのではないかと思われます。

オープニング主題歌として毎週流れることにより、「Make Me Wonder」は2026年の楽曲というイメージになっているというか、早くも2026年のベストソングと言いたくなる仕上がりです。

ただ、2025年(L)と2026年(R)の「ファントムセンター」(幻の中央)のような「不確かな時間」に紛れ込んでしまった感も否めません。
こんなにもおもしろい(恐ろしい)ベストソングなので、時空を超えてグローバルロングヒット化してほしいものです。

【エンディング主題歌解禁】TVアニメ『ダーウィン事変』エンディング主題歌 a子「Turn It Up」ノンクレジットアニメ映像/毎週火曜24:00~放送中


エンディングテーマのa子さんによる「Turn It Up」(2026年1月21日:デジタル配信)の曲名は「ボリュームを上げろ!」という意味。
チャーリーと敵対するテロ組織ALA(エーエルエー、動物解放同盟)目線の歌詞になっています。

ステレオの「LとR」がアクセントになった、基本的にチャーリー目線の「Make Me Wonder」との好対照な「関係値」もおもしろい(恐ろしい)ですね。

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