音楽

HANA(ハナ)「ROSE」歌詞&和訳の意味を考察!ちゃんみなプロデュースの7人組ガールズグループ・デビュー曲

オーディション番組『ノノガ』こと『No No Girls』から誕生した7人組ガールズグループHANA(ハナ)。ちゃんみなさんプロデュースによるメジャーデビュー曲「ROSE」(読み方:ローズ、意味:薔薇・バラ)の歌詞&和訳、歌割り(パート分け)、MVやダンスのコレオ(コレオグラフィー、振付、振り付け)について考察、解説します。

  • 後列・左→右:NAOKO(ナオコ)、MAHINA(マヒナ)、JISOO(ジス)
  • 中央・左→右:KOHARU(コハル)、CHIKA(チカ)
  • 前列・左→右:YURI(ユリ)、MOMOKA(モモカ)

HANA(ハナ)とは


HANA(ハナ)とはガールズグループオーディション番組『No No Girls』(通称:ノノガ)から誕生した7人組ガールズグループ。アクセントは「花」と同じ尾高型(おだかがた)です。

プレデビュー曲「Drop」(2025年1月31日、Bullmoose Records・B-RAVE)を配信リリースした後、「ROSE」(デジタル:2025年4月2日、CD:2025年4月23日、NO LABEL MUSIC・Sony Music Labels)でメジャーデビューを果たしました。

メンバーはCHIKA(チカ)さん、NAOKO(ナオコ)さん、JISOO(ジス)さん、YURI(ユリ)さん、MOMOKA(モモカ)さん、KOHARU(コハル)さん、MAHINA(マヒナ)さんの7人です。

  • CHIKA(チカ):本名・他力千佳(たりき ちか)、出身地・福岡、生年月日・2004年8月31日、M∞NSTER AUDITION元候補生・XGALX元練習生
  • NAOKO(ナオコ):藤井直子(ふじい なおこ)、大阪、2005年8月23日、エイベックス・アーティストアカデミー受講生・エイベックス・ダンスマスター受講生
  • JISOO(ジス):이지수(イ・ジス)、韓国・仁川(インチョン)、2000年9月8日、 YG Entertainment元練習生
  • YURI(ユリ):東京、2006年8月24日
  • MOMOKA(モモカ):髙畠百加(たかばたけ ももか)、東京、2004年4月27日、 PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS元練習生、ラッパー
  • KOHARU(コハル):井埜心晴(いの こはる)、2005年10月9日、埼玉
  • MAHINA(マヒナ):東京、2009年3月25日、ラッパー

ノノガ』こと『No No Girls -BMSG × CHANMINA Girls Group Audition Project 2024-』はYouTubeで2024年10月4日~2025年1月24日(金曜 20:00)、Huluで2024年10月6日~2025年1月26日(日曜 12:00)に配信。

男女混合パフォーマンスグループAAA(トリプル・エー、2020年12月31日以降:活動休止中)のSKY-HI(スカイハイ)さんこと日高光啓(ひだか みつひろ)さんがCEOを務める芸能事務所BMSG傘下のB-RAVEとラッパー&シンガーのちゃんみな(CHANMINA)さんが手がけました。

メンカラことメンバーカラーはSKY-HIさんの方針で作らないのかもしれません。

https://twitter.com/HANA__BRAVE/status/1907085545261744598

  • 後列・左→右:CHIKA(チカ)、NAOKO(ナオコ)、JISOO(ジス)、MOMOKA(モモカ)
  • 前列・左→右:MAHINA(マヒナ)、KOHARU(コハル)、YURI(ユリ)

HANA「ROSE」ミュージックビデオ・Music Video・MV・PV・YouTube動画

HANA「ROSE」Performance Video

HANA「ROSE」デビュー直前イベント Live performance

HANA Debut Single ’ROSE’ リリース記念 YouTube Live

https://twitter.com/HANA__BRAVE/status/1907430287866273827

  • 後列・左→右:KOHARU(コハル)、ちゃんみな(CHANMINA)、NAOKO(ナオコ)、YURI(ユリ)
  • 前列・左→右:MAHINA(マヒナ)、CHIKA(チカ)、JISOO(ジス)、MOMOKA(モモカ)

HANA「ROSE」歌詞の意味を考察

曲の構成

  • 1番:Aメロ~Bメロ~サビ(Cメロ)
  • 2番:Dメロ~Bメロ~サビ(Cメロ)
  • 3番:Dメロ~サビ(Cメロ)~ラスサビ(Cメロ)

https://twitter.com/ellejapan/status/1907735291323965752

  • 後列・左→右:JISOO(ジス)、MOMOKA(モモカ)
  • 中央・左→右:NAOKO(ナオコ)、MAHINA(マヒナ)、CHIKA(チカ)
  • 前列・左→右:KOHARU(コハル)、YURI(ユリ)

1番Aメロ:MVのテーマ「結局は本物が勝つ」を体現

▼歌割り・パート分け:JISOO(ジス)
I’m playing all my cards I keep them close to my chest
It don’t phase me when they all think I’m so innocent yeah

▼歌割り・パート分け:MAHINA(マヒナ)
I’m looking sweet but I’m all dynamite
Don’t believe me when I say that I bite

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

イントロに続き、ほぼ全編にわたって繰り返されるミニマルなピアノのアルペジオ。どこかで聴いた気がするのに、どこで聴いたのか思い出せない、誰かの挙げた似た曲ではしっくりこない、そんなもどかしさを覚える人もいるかもしれません。不思議な懐かしさに包まれる哀愁を帯びたフレーズが秀逸です。

▼和訳
胸に秘めた手札をすべて使うわ
無知だと思われても気にしない

かわいく見えてもダイナマイト
噛むって言っても信じないでしょう

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

MVのテーマは「結局は本物が勝つ」。不穏なシンセベースが鳴り響くオープニングでは、大きな筆文字で「薔薇」と書かれた壁、AI(人工知能)を搭載したアンドロイド(人型ロボット)が立ち並ぶ白い部屋が映し出されます。

その「AI搭載アンドロイドの行列」を観て、オーストラリアのSSW「Sia(シーア)がたくさんいる」とリアクションする海外勢もいるようです。

黒背景に赤文字の曲名「ROSE」が浮かび上がった後、件のピアノのイントロが流れるなか、監視カメラが捉えるのは、「薔薇」壁の白いカジノ部屋。銀髪ショート&メガネ姿、グループ最年長(オンニ、メジャーデビュー時の年齢:24歳)のJISOO(ジス)さんが「AI搭載アンドロイド」と対峙し、カードゲームに興じています。

そのテーブルの下ではオレンジヘア、最年少(マンネ、メジャーデビュー時の年齢:16歳)のMAHINA(マヒナ)さんがダイナマイトを仕掛ける展開。歌詞の内容が反映された映像になっています。

1番Bメロ:実力の暴力スナイパー、降臨

▼歌割り・パート分け:CHIKA(チカ)
Go ahead and try boy try your best
知られてる通り I’m dangerous

▼歌割り・パート分け:KOHARU(コハル)
Ahh
危ないの私は
But you know that the choice is yours
Oh you might regret if you take that step

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

No FAKE(本物であれ)、No LAZE(誰よりも一生懸命であれ)、No HATE(自分に中指を立てるな)」を審査基準としたオーディション番組『ノノガ』こと『No No Girls』時代から、「じつぼ(実力の暴力)コンビ」と称されたのがCHIKA(チカ)さん&NAOKO(ナオコ)さん。

そのうちまずはCHIKA(チカ)さん、そしてそのCHIKA(チカ)さんが後ろで踊りたいと切望したKOHARU(コハル)さんの歌唱パートです。

▼和訳
さあ、全力でかかってきなさい
知られてる通り、私は危険よ

ああ
危ないの私は
でも選ぶのはあなた
ああ、その一歩を踏み出せば後悔するかも

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

デコ出しポニーテールのCHIKA(チカ)さんはMVでスナイパー(狙撃手)に扮して薄暗い部屋に忍び、窓から「薔薇」壁の白い部屋に立ち並ぶAI搭載アンドロイド(以下、AI)の行列に照準を合わせています。

ゆるふわパーマロングヘアのKOHARU(コハル)さんは、AIによって小さな白い箱(小部屋)に閉じ込められているのでしょうか。トゲだらけのバラの茎で手足を縛られ、操り人形のようにもがきながらも、バレエみたいな美しいポーズがあふれ出ています。

1番サビ:泥だらけの世界でも咲き誇ろう

▼歌割り・パート分け:NAOKO(ナオコ)
Just like a rose
トゲだらけの
My heart ain’t yours
醜い世界でも
咲いた 花 泥だらけでも
I can’t hide no more
with my beautiful thorns

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

ちゃんみなさんが「ROSE」を作ったきっかけはHANAの7人。『No No Girls』(2024年10月4日〜2025年1月24日)のファイナルが終わった後、落ち込み、光が見えなくなった時期があり、そのときに希望となった存在だそうです。

何が正解かわからない世の中でも、どのような環境でもどのような姿でも、バラのトゲのように痛々しく繊細かつ複雑な感情を抱えていても、とりあえず光に向かって頑張って生きる、光を追いかけて咲き誇ってやるという強い意志は、視聴者やリスナーにとっても励みになります。

▼和訳
バラのように
トゲだらけの
私の心はあなたのものではない
醜い世界でも
咲いた 花 泥だらけでも
もう隠しきれない
美しいトゲと共に

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「じつぼ(実力の暴力)コンビ」のもう1人、NAOKO(ナオコ)さんは自ら「ふわふわした優しい声、優しい歌い方だけれど、強く歌っている部分があり、そこは気持ちや信念を込めている」と語っています。

その強く歌っている英語の部分「I can’t hide no more」(カタカナ・カナルビ:アイキャンハイノーモー)は日本語の「負けないの、もう」と空耳することも可能です。

  • 後列・左→右:CHIKA(チカ)、KOHARU(コハル)、MAHINA(マヒナ)、MOMOKA(モモカ)
  • 中央・左→右:JISOO(ジス)、NAOKO(ナオコ)
  • 前列:YURI(ユリ)

2番Dメロ:低音ラップ炸裂

▼歌割り・パート分け:MOMOKA(モモカ)
Yeah いつでも人は過ぎ去った
かれこれ時はだいぶ経った
え、あいつ咲いた? いや多分死んだ
このbaddestトゲは自分に刺してた

▼歌割り・パート分け:YURI(ユリ)
If you wanna get closer you can’t resist
Then baby move in get closer can you handle it

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

HANAのメンバー7人のうち、基本的にラップ担当はMOMOKA(モモカ)さんとMAHINA(マヒナ)さんの2人。MAHINA(マヒナ)さんは「1番Aメロ」ではボーカル、「3番Dメロ」でラップを披露する構成なので、「2番Dメロ」のMOMOKA(モモカ)さんが「ROSE」中の初ラップになります。

▼和訳
そう いつでも人は過ぎ去った
かれこれ時はだいぶ経った
え、あいつ咲いた? いや多分死んだ
この最悪なトゲは自分に刺してた

近づきたいなら、抗えない
さあ、もっと近づいて、耐えられる?

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

MVでは、「薔薇」壁の白い部屋で女王様感を醸し出すMOMOKA(モモカ)さんに、スマホを掲げるAIたち。長い黒髪に白地の青いバラと赤いバラのつぼみがペイントされたYURI(ユリ)さんは日本刀を携え、眉毛を揺らします。

2番Bメロ:4つ打ち的ヘドバンの振付はちゃんみな

▼歌割り・パート分け:NAOKO(ナオコ)
Go ahead and try boy try your best
知られてる通り I’m dangerous

▼歌割り・パート分け:JISOO(ジス)
Ahh
And so now that you been warned
You know that the choice is yours
Oh you might regret if you take that step

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「1番Bメロ」の歌唱はCHIKA(チカ)さんとKOHARU(コハル)さんペアでしたが、「2番Bメロ」ではNAOKO(ナオコ)さんとJISOO(ジス)さんペアになりました。

「ROSE」の振付師(コレオグラファー)はMiQael(ミカエウ)さん、GENTA YAMAGUCHI(ゲンタヤマグチ)さん、ちゃんみなさんの3人。

そのうち「if you take that step」(カタカナ・カナルビ:イフユー・テイク・ザッ・ステップ)で4つ打ちっぽくみんなで頭を4回振る(ヘドバンことヘッドバンギングする)のはちゃんみなさんのコレオ(振付)だそうです。

▼和訳
さあ、全力でかかってきなさい
知られてる通り、私は危険よ

ああ
警告したでしょう
選ぶのはあなた
ああ、その一歩を踏み出せば後悔するかも

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

MVでNAOKO(ナオコ)さんはAIたちの研究対象となり、実験台の上でビニールに閉じ込められています。白いカジノ部屋のJISOO(ジス)さんはバラの花札を場に出し、立ち上がりました。

2番サビ:MVの泥ダンスシーンはMAHINAが欠席

▼歌割り・パート分け:CHIKA(チカ)
Just like a rose
トゲだらけの
My heart ain’t yours
醜い世界でも
咲いた 花 泥だらけでも
I can’t hide no more
with my beautiful thorns

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「2番サビ」の歌詞は「1番サビ」と同じですが、歌唱はNAOKO(ナオコ)さんからCHIKA(チカ)さんになりました。

韓国で撮影されたMVは泥だらけで踊るシーンが圧巻です。ただし、初めての海外で胃腸炎になってしまったMAHINA(マヒナ)さんは泥ダンスのシーンを欠席しています。
https://twitter.com/HANA__BRAVE/status/1908519078991716595

  • 後列・左→右:MOMOKA(モモカ)、KOHARU(コハル)、CHIKA(チカ)、YURI(ユリ)
  • 前列・左→右:JISOO(ジス)、MAHINA(マヒナ)、NAOKO(ナオコ)

3番Dメロ:1ボーカル+2MCで混乱した内面を表現

▼歌割り・パート分け:YURI(ユリ)
人らはしるよしもない
私のトゲを飲んで
起き上がれない今日も
生きてる事を憎んで

▼歌割り・パート分け:MAHINA(マヒナ)
朝日は昇って but I can’t see it
また眠りにつくこの現実に
汗や涙も枯れてきた頃に
まだ立ち上がる私を疑い

▼歌割り・パート分け:MOMOKA(モモカ)
まだまだでもすくんだ足に
命がまだあるらしい
I can’t give up まだこの世界に
ありがたいと思いたいらしい

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「3番Dメロ」はYURI(ユリ)さんのボーカル中に、MAHINA(マヒナ)さんとMOMOKA(モモカ)さんのラップが聴こえてくる構成になっています。

HANA Debut Single ’ROSE’ リリース記念 YouTube Live」のちゃんみなさんによると「頭の中がごちゃごちゃしているのを表現したくて、わざと3人入れた」そうです。

▼和訳
朝日は昇っているのに、見えない
また眠りにつくこの現実に
汗や涙も枯れてきた頃に
まだ立ち上がる私を疑い

まだまだでもすくんだ足に
命がまだあるらしい
諦めきれない まだこの世界に
ありがたいと思いたいらしい

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

MVでは、小悪魔的な笑みを浮かべたMAHINA(マヒナ)さんが白いカジノ部屋のテーブルの下から立ち上がり、テーブルの上のチップを総取りしようとします。その瞬間、JISOO(ジス)さんがMAHINA(マヒナ)さんの手を引き、ダイナマイトの爆発から脱出。

その爆発でスマホを掲げたAIたちは倒れますが、MOMOKA(モモカ)さんは椅子から立ち上がって歩き出し、転がったスマホをハイヒールのかかとで踏みつぶしました。

3番サビ:偽物の象徴AIを倒して咲き誇る

▼歌割り・パート分け:JISOO(ジス)
Just like a rose
トゲだらけの
My heart ain’t yours
醜い世界でも
咲いた 花 泥だらけでも
I can’t hide no more

▼歌割り・パート分け:NAOKO(ナオコ)
誰もいないなら私が fly high
多少の傷ならもう I’m alright
今から行くから心配いらない
I’m alive now like bloom bloom bloom bloom

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「1番サビ」はNAOKO(ナオコ)さん、「2番サビ」はCHIKA(チカ)さん、「3番サビ」はJISOO(ジス)さんが歌唱する流れです。

ただ「3番サビ」ではJISOO(ジス)さんの「咲いた 花 泥だらけでも」からNAOKO(ナオコ)さんによるラップの被(かぶ)せが加わります。「bloom」(読み方:ブルーム、意味:開花)の4連発は「if you take that step=4つ打ち的ヘドバン」の伏線回収とも考えられるでしょう。

▼和訳
誰もいないなら私が高く飛ぶ
多少の傷ならもう大丈夫
今から行くから心配いらない
私は今、花が咲き誇るように生きている

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

MVで泥だらけになり倒れたJISOO(ジス)さんを助け起こすのはNAOKO(ナオコ)さん。スナイパーに扮したCHIKA(チカ)さんは結局、偽物の象徴だったAIたちを撃ち抜き、KOHARU(コハル)さんはトゲから抜け出し、YURI(ユリ)さんはAIを刀で斬ります。

続くNAOKO(ナオコ)さんのビニールを破るシーンが、キム・ヨンジョ監督による「ROSE」のMV(ミュージックビデオ)のサムネイル画像になりました。

つまり、研究対象としてAI搭載アンドロイドにされそうになっていたNAOKO(ナオコ)さん(およびHANAの7人)が殻を破った(偽物ではなく本物の自分、そのままの自分でデビューを勝ち取った)と解釈できるでしょう。その結果が圧巻の泥ダンスでも表現されています。

3番ラスサビ:本物のフェイク爆誕

▼歌割り・パート分け:KOHARU(コハル)
Just like a rose
トゲだらけの
My heart ain’t yours
醜い世界でも
咲いた 花 泥だらけでも
I can’t hide no more
with my beautiful thorns

▼歌割り・パート分け:NAOKO(ナオコ)
with my beautiful…

▼歌割り・パート分け:CHIKA(チカ)
咲いた 花 泥だらけでも
I can’t hide no more

▼歌割り・パート分け:KOHARU(コハル)
with my beautiful thorns

ROSE/作詞:CHANMINA・Sofia Quinn 作曲:CHANMINA・Adam Kapit・Sofia Quinn

「3番ラスサビ」の歌唱はKOHARU(コハル)さんがメイン、NAOKO(ナオコ)さんとCHIKA(チカ)さんがサブですが、さらにCHIKA(チカ)さんによるフェイク(本来の音程やリズムを崩して歌うテクニック)が加わります。

オーディション番組『ノノガ』の審査基準の1つが「No FAKE」(フェイク=偽物ではなく本物であれ)でしたが、「フェイクという歌唱法としては本物」という感動的なフィナーレを迎えました。
https://twitter.com/HANA__BRAVE/status/1907992335323185599

  • 後列・左→右:MOMOKA(モモカ)、CHIKA(チカ)、KOHARU(コハル)、YURI(ユリ)
  • 前列・左→右:MAHINA(マヒナ)、NAOKO(ナオコ)、JISOO(ジス)

おわりに


メジャーデビュー当日(2025年4月2日24:59・3日0:59)に始まった地上波初の冠番組『HANA-CHANnel』(日本テレビ、水曜深夜)は、CHIKA(チカ)さんによるフラカンことフラワーカンパニーズの16thシングル「深夜高速」(2004年9月15日、Trash Records)のカバーで幕を開けました。

その歌詞のとおり「生きててよかった」と感じるほど、HANAのメンバー7人の歌唱力や表現力、ちゃんみなさんをはじめとするサポート体制に心をえぐられている人も多いのではないでしょうか。

メジャーデビュー直後の出演番組は『with MUSIC』(日本テレビ系、2025年4月5日)、『シューイチ』(日本テレビ系、2025年4月6日)、『CDTVライブ!ライブ!』(TBSテレビ系、2025年4月7日)、『DayDay.』(日本テレビ系、2025年4月8日)、『Mステ』こと『ミュージックステーション』(MUSIC STATION、テレビ朝日系、2025年4月11日)、『バズリズム02』(日本テレビ系、2025年4月11日深夜・12日)など。

雑誌『日経エンタテインメント!』(2025年5月号増刊、2025年4月4日発売、日経BP)、『anan』(No.2442 Special Edition、2025年4月9日発売、マガジンハウス)、『AERA』(アエラ、2025年4月28日号、2025年4月21日発売、朝日新聞出版)などの表紙、『Quick Japan』(vol.177、2025年4月9日発売、太田出版)のバックカバーも飾りました。
https://twitter.com/HANA__BRAVE/status/1909117471090704637
初フェスは『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』(2025年4月6日@神奈川・Kアリーナ横浜)。

さらに『ビバラ』こと『VIVA LA ROCK 2025』(ビバ・ラ・ロック、2025年5月3日@さいたまスーパーアリーナ)、ロッキング・オン・ジャパン企画制作フェス『JAPAN JAM 2025』(ジャパンジャム、2025年5月5日@千葉市蘇我スポーツ公園)、『サマソニ』こと『SUMMER SONIC 2025』(2025年8月16日@千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、8月17日@大阪・万博記念公園)などにも出演。

今後も世界で活躍するガールズグループへと成長するHANAに寄り添いたいものです。

https://twitter.com/HANACHANnel_ntv/status/1907470330290987479

ABOUT ME
渡辺和歌
ライター / X(Twitter)
RELATED POST