音楽

星街すいせい(Hoshimachi Suisei)「AWAKE」歌詞の意味を考察!ホロライブ所属のバーチャルアイドル(VTuber)による革命

ホロライブ所属のバーチャルアイドル(バーチャルYouTuber、VTuber)星街すいせい(Hoshimachi Suisei)さんのデジタルシングル「AWAKE」(読み方:アウェイク)の歌詞の意味を考察、解説します。

星街すいせい「AWAKE」ミュージックビデオ・Official Music Video・MV・PV・YouTube動画

星街すいせい(Hoshimachi Suisei)とは?

ITエンターテイメント企業・カバー株式会社(COVER Corp.)が運営するVTuber事務所・ホロライブプロダクション(hololive production)内の女性VTuberグループ・ホロライブ(hololive)に所属する(ホロライブ0期生)バーチャルアイドル・星街すいせい(Hoshimachi Suisei、中国語:星街彗星)さん。

愛称はすいちゃん、中国語圏では星姐。キャラクター設定は「永遠の18歳の高校生アイドルVTuber」、ファンの総称は星詠み(ほしよみ、2019年5月20日〜)、2019年5月19日まではこめともでした。

2018年3月22日、個人勢としてYouTube動画を初投稿(中の人のほか、キャラクターデザイン・Live2Dモデルなども星街すいせいさん自身)。2018年7月2日〜8月5日、VTuberグループ・S:gnalに所属し、脱退しました。

2019年5月19日、ホロライブプロダクション内のレーベル・イノナカミュージック(INNK MUSIC)に所属。2019年12月1日、ホロライブに転籍。キャラクターデザインのデザイナーは手島nariさん、Live2Dモデルの制作はrariemonnさんに変わりました。

星街すいせい3D配信:2020/03/01


2019年10月から中国の動画共有サービス・bilibili(ビリビリ)でもライブ配信を開始。2020年1月24日、ホロライブ初の全体ライブ「hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー」(東京・豊洲PiT)にて3Dモデル(制作:八剣さん)を初披露しました。

星街すいせい「Stellar Stellar / THE FIRST TAKE」

  • TAKU INOUE:アコースティックギター
  • Hironao Nagayama(永山ひろなお):ピアノ

2023年1月20日、THE FIRST TAKEにVTuberとして初出演。1stアルバム『Still Still Stellar』のリード曲「Stellar Stellar」を披露しました。

【パルコ】SPECIAL IN YOU. 君も、特別。 星街すいせい編


2024年9月30日、東京・渋谷センター街にてVTuberとして初の路上ライブをゲリラ開催。2024年11月26日、SUPER DOMMUNE(スーパードミューン)にVTuberとして初出演しました。


2025年2月1日、星街すいせいさん自身初の東京・日本武道館でのソロライブ「SuperNova」の開催が決定しています。

星街すいせい「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」


ディズニー映画『モアナと伝説の海2』(2024年12月6日公開)の日本版エンドソング「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」のトリビュートコレクション企画にも参加。日本版の声優も務めました(一言、砂まみれになる役)。

こっちのけんと「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」

ちなみに「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」のトリビュートコレクション企画にはこっちのけんとさんも参加しています。

プロフィール

ディスコグラフィ

  • デジタルシングル「NEXT COLOR PLANET」2020年3月22日、COVER
  • デジタルシングル『GHOST』2021年4月14日、COVER
  • デジタルシングル『Bluerose / comet』2021年6月26日、COVER
  • デジタルシングル『駆けろ / 天球、彗星は夜を跨いで』2021年7月9日、COVER
  • TAKU INOUE & 星街すいせい「3時12分」2021年7月14日、VIA・TOY’S FACTORY
  • デジタルシングル『自分勝手Dazzling / バイバイレイニー』2021年8月22日、COVER
  • 1stアルバム『Still Still Stellar』2021年9月29日、COVER
  • AZKi & 星街すいせい『The Last Frontier』2021年10月14日、COVER
  • 星街すいせい & 戌亥とこ『OUT OF FRAME』2021年10月22日、COVER
  • デジタルシングル『TEMPLATE / Wicked feat.Mori Calliope』2022年4月1日、COVER
  • Mori Calliope × 星街すいせい「CapSule」2022年4月4日、EMI Records・UNIVERSAL MUSIC
  • デジタルシングル『灼熱にて純情(wii-wii-woo)』2022年11月5日、COVER
  • デジタルシングル『放送室』2022年11月21日、COVER
  • デジタルシングル『ソワレ』2022年12月19日、COVER
  • 2ndアルバム『Specter』2023年1月25日、COVER
  • デジタルシングル『先駆者』2023年1月29日、COVER
  • デジタルシングル「Stellar Stellar – From THE FIRST TAKE」2023年2月10日、COVER
  • デジタルシングル「みちづれ – From THE FIRST TAKE」2023年2月22日、COVER
  • 1stシングル『スイちゃんのメンテナンスソング』2023年4月1日、COVER
  • miComet・さくらみこ・星街すいせい『シュガーラッシュ』2023年11月3日、COVER
  • デジタルシングル『ザイオン』2023年11月7日、COVER
  • 2ndシングル『ビビデバ』2024年3月23日:COVER、2024年8月7日:MASTERSIX FOUNDATION
  • 星街すいせい・高垣楓(CV:早見沙織)『ジュビリー』2024年3月24日、Bandai Namco Entertainment / Nippon Columbia
  • 星街すいせい・渋谷凛(CV:福原綾香)『Stellar Stellar』2024年3月24日、Bandai Namco Entertainment / Nippon Columbia
  • AZKi & 星街すいせい「The Last Frontier – 5th fes. Live ver. -」2024年7月27日、COVER
  • デジタルシングル「ビビデバ – BloodPop® Remix」2024年8月7日、COVER
  • デジタルシングル『ムーンライト』2024年10月1日、COVER
  • デジタルシングル『AWAKE』2024年11月15日、COVER
  • 花譜・星街すいせい「一世風靡」2024年11月27日、PHENOMENON RECORD
  • 3rdアルバム『新星目録』2025年1月22日、COVER

星街すいせい「ビビデバ」

3rdアルバム『新星目録』

  • リリース:2025年1月22日
  • レーベル:COVER

  1. 先駆者
  2. ビビデバ
  3. AWAKE
  4. ビーナスバグ
  5. Caramel Pain
  6. ムーンライト
  7. DEADPOOL feat. 花譜
  8. レクイエム (星街すいせい ver.)
  9. ザイオン
  10. 繭と心
  11. 綺麗事

星街すいせい「AWAKE」歌詞の意味を考察

  • リリース:2024年11月15日
  • レーベル:COVER
  • 1番:Aメロ~Bメロ~Cメロ~Dメロ~サビ(Eメロ)
  • 2番:Aメロ~Bメロ~間奏~Cメロ~Dメロ~サビ(Eメロ)
  • サブスク:SpotifyApple Music(iTunes)
  • カラオケ:DAMJOYSOUND

1番Aメロ:ギャル街すいちゃん爆誕

白いカーテンのsway
似たような朝のようで
まるで違う 交差する星彩
新しく目覚める “thinking to myself”

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

「AWAKE」は「#かけめぐるほしまち」こと星街すいせいさんの1stライブツアー「Spectra of Nova」の初日、さいたまスーパーアリーナ公演(2024年11月14日)で初披露されました。

【チラ見せ】Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 “Spectra of Nova”


X(Twitter)で「#HoshimachiGraffiti」をつけて投稿(ポスト、ツイート)したイラストや文字がMVに登場するプロジェクトが実施されたほか(2024年9月16日終了)、MVで描かれた東京・渋谷の街を聖地巡礼する星詠み(ファン)も続出しています。


ファッションビルや商業施設を全国展開するPARCO(パルコ)のコーポレートメッセージ「SPECIAL IN YOU.」の10周年記念広告にVTuberとして初めて星街すいせいさんが出演し、描き下ろされたのが「AWAKE」。

そのため渋谷センター街で路上ライブをゲリラ開催し、渋谷PARCOの最上階(9階)にあるライブストリーミングスタジオSUPER DOMMUNEで現在美術家・宇川直宏さんが展開するライブストリーミング番組にも出演したのでしょう。

というわけで、ギャル化した星街すいせいさんことギャル街すいちゃん爆誕バキバキのEDMとストリート系のヒップホップっぽいラップが融合した楽曲に仕上がっています。


sway」(スウェイ)の意味は「揺らぎ」、「星彩」(せいさい)は「星の光、サファイアやルビーなどの鉱物に光を当てたときに生じる星のような光像」、「thinking to myself」は「心の中で思う、自分に言い聞かせる」こと。

白いカーテンが揺れるのは毎朝の日常的な出来事かもしれませんが、そこに星の光が飛び交うような新しい目覚めを見出したようです。ギャル化してEDMやストリート系のラップに挑戦する星街すいせいさんの心象風景が描かれているのでしょうか。

1番Bメロ:歌い方がころころ変わる揺らぎはエラー?

定型文のstoryteller micは渡しちゃ駄目
安全圏のobserver error 何を信じる?
oh oh 眩しくて 逸らした初期衝動 今追随して

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

ころころ曲調がが変わるので、順番にAメロ、Bメロ……としましたが、各パート内でも歌い方が変化するジェットコースターぶり。

「1番Aメロ」はかろうじて低音ボーカルで統一されていましたが、「1番Bメロ」は「定型文の~、安全圏の~」の軽いラップ調、「micは~、何を~」の軽めのボーカル、「oh oh~」の伸びやかなボーカルという3種類の歌い方が交ざっています。

storyteller」(ストーリーテラー)の意味は「語り手」、「mic」は「マイク」、「observer error」(オブザーバー・エラー)は「観察者による誤差」。

observer effect」(読み:オブザーバー・エフェクト、意味:観察者効果)と「observation error」(読み:オブザベーション・エラー、観測誤差)を掛け合わせたIT用語(統計学、機械学習)でしょうか。

「1番Aメロ」の語り手が定型文だったとすると、「カーテンの揺らぎ」から「音の揺らぎ」へと発展。「語り手=観察者」が誤作動して、マイクを持つ歌い手の人格がころころ変わるイメージです。

この「歌い方の変化、揺らぎ」を「交差する星彩」と表現しているのかもしれません。歌い手として「眩(まぶ)しいほどの音楽の初期衝動を取り戻す」と宣言している感じがします。

1番Cメロ:ブラックアウトした流星はノックアウト寸前?

空の愛の歌ばかりで もう聴き飽きてきたでしょ
blackout流星 knock down寸前
退屈してんじゃない??
“I’m ready to dawn”

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

blackout」(ブラックアウト)は「停電、記憶喪失」、「knock down」は「ノックダウン、倒す」、「I’m ready to dawn」は「夜明けの準備はできている」という意味です。

アイドルは「愛の歌=ラブソング」を歌うのが王道(=定型文)かもしれませんが、同じことの繰り返しばかりだと中身が空(から)になり、リスナーも聴き飽きます。そのため「光を失った流星は倒れる寸前」で、リスナーも「退屈しているのでは?」という展開です。

ここで思い出したいのは、星街すいせいさんの挨拶。「彗星のごとく現れたスターの原石!バーチャルアイドルの星街すいせいでーす!」なので、「白いカーテンが揺れる朝でも、星の光が交差する」という始まり方でした。ちなみにコール&レスポンスは「すいちゃんは~今日もかわいい~!」。

では、歌詞に出てくる「流星」は星街すいせいさんのことなのでしょうか。実は流星と彗星(すいせい)は別物、下記のような違いがあります。

彗星

      • 太陽系小天体(太陽の周りを回る小さな天体)
      • 大きさ:直径・数km~数十km
      • 距離:数千万km~数億km(月よりずっと遠い)
      • 見え方:一晩中など(動いているのがわからないほど1〜2時間くらいずっと同じ場所に見える)

流星

      • 彗星の塵(ちり)
      • 大きさ:直径・数mm
      • 距離:100kmくらい(地球の大気圏内)
      • 見え方:一瞬(ほとんど1秒未満)

つまり「中身のないラブソングばかり歌うアイドル=流星=一瞬で消える存在」は倒れる寸前でリスナーも退屈しているはずだから、「星街すいせいさん=彗星=長く輝く存在」が革命を起こす夜明けの準備はできていると解釈できます。

1番Dメロ:奇跡も世界も自分次第

千載一遇のnew senseで想像
光速のsympathyでoh oh oh oh oh
直観主義のinnocenceで創造
奇跡も世界も自分次第で!

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

個人勢からスタートして、さまざまなVTuber(バーチャルアイドル)初の偉業を成し遂げている星街すいせいさん。あらゆるアクションが「夜明け=革命」になっています。

そのなかでも「AWAKE」という楽曲では、とくにタイアップのテーマを落とし込んだストリート系のラップが「千載一遇のnew sense=1000年に1度しかないほどの新しい感覚」といえるかもしれません。

sympathy」(シンパシー)は「共鳴」、「innocence」(イノセンス)は「無邪気、素直」という意味。「直観主義」は「認識は直観による(推論ではない)という考え方」、数学の哲学としても用いられる用語です。「直感」は感覚的、「直観」は直接的な認識の仕方(どちらも推理や考察を挟まない)という違いがあります。

まとめると「めったに見られない彗星のように珍しく新しい感覚で想像すると、光の速さで共鳴しあう。バーチャルアイドルならではの直接的な無邪気さで創造すれば、奇跡を起こすのも世界を変えるのも自分次第」といったところでしょうか。

1番サビ:革命の狼煙が上がった

start to know 革命の狼煙は
start to go 変化を恐れない覚悟さ
渇いた大地を駆ける唯一の光
変わりたい・変えたい の連鎖が 剥き出しの魂を焚き付ける
6000万年に一度きりのsurpriseでドラスティックなkissにしよう

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

「ドラスティック」は「kiss」(キス)につながると「激しい」くらいの訳が妥当ですが、「ドラスティックな改革=抜本的な(根本的な、思い切った)改革」という使い方をするビジネス用語でもあります。つまり、この場合は「ドラスティックな革命=根本的な革命」のことを「ドラスティックなkiss=激しいキス」と表現しているわけです。

ありきたりの音楽ばかりで「渇(かわ)いた大地」と化した地球(世界)を駆ける「唯一の光=彗星=星街すいせいさん」が「変化を恐れない覚悟」で「革命の狼煙(のろし)」を上げました。

「6000万年」前には巨大な小惑星(隕石)が地球に衝突して恐竜が絶滅したと考えられています。とんでもない「surprise」(サプライズ)ですね。まとめると「ドラスティックな革命=6000万年に一度きりのsurprise=隕石と地球の衝突=ドラスティックなkiss」ということ。音楽業界を抜本的に刷新しようという並々ならぬ覚悟が伝わってきます。

2番Aメロ:星詠みが望む場所へ

Encount!
夜空に駆けた 遠すぎる欠片
光速超え 魅せられまだ醒めない
惑星が導くレーダー
What do you need?
What do you take?
望む場所へと

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

RPGで敵キャラとの「遭遇」を意味する「Encount」(エンカウント)の入りが渋い「2番Aメロ」。ここでは敵キャラというより、彗星との出会いに興奮する星街すいせいさんの心情が表現されているようです。あるいは彗星のような星街すいせいさんと遭遇した星詠み(ファン)の心情かもしれません。

What do you need?」は「何が必要?」、「What do you take?」は「何が欲しい?」という意味。星街すいせいさんは6000万年前の地球と隕石の衝突のようなキスをしよう(革命を起こそう)と呼びかけたうえで、星詠みが「望む場所へと」連れて行ってくれるようです。

2番Bメロ:アゲアゲ状態の隕石との衝突

yeah yeah yeah yeah
無謀な夢なら青天井 危ないほどアガるhigh-tension
突き抜ける銀河の果てで
please call me now “Revolute-Meteor”
夢か現か幻か ちゃんとその五感で確かめて hit me!

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

青天井」は「上限がないこと、無限に続くこと」、「high-tension」は「ハイテンション(和製英語)、気分が高揚した状態」、「please call me now “Revolute-Meteor”」(プリーズ・コール・ミー・ナウ「レボリュート・メテオ」)は「私を『革命を始める隕石』と呼んで」、「hit me」(ヒット・ミー)は「私を感動させて、私に衝突して」。

「hit me」の「hit」は「打つ、ぶつかる、衝突する」のほか、「感動する、心に刺さる、グッとくる」という意味もあります。ただ、アゲアゲ状態で「銀河の果て」まで突き抜けた星街すいせいさんは、6000万年前、地球に大きな変化をもたらした隕石の役割を担う模様。星詠みは体当たりで星街すいせいさんに衝突するのが正解でしょう。

2番Cメロ:モニターから飛び出す自由

モニター越しの輝きじゃつまんない
飛び出す想像の遥か上 to heaven
目を逸さず見ててよね 自由への黎明

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」や「オトノケ」でも取り入れられたジャージークラブ風の5つ打ちの間奏に続く「2番Cメロ」。

VTuberはYouTubeなどの動画がおもな活動場所なので、パソコンなどの「モニター越し」に眺めるのが通常モード。ところが星街すいせいさんはモニターから飛び出してライブやツアーを開催し、武道館公演の夢まで叶えようとしています。

「黎明」(れいめい)は「夜明け、明け方、始まり」という意味。目を逸(そら)さず注目するしかない型破りな活動こそ「自由への黎明」といえるでしょう。

2番Dメロ:希望も絶望も自分次第

Ah 踏み出した刹那
色付くnew days 絶景update
希望も絶望も自分次第で!

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

自由への幕開け(黎明)に踏み出した瞬間(刹那:せつな)、新しい日々・時代(new days:ニューデイズ)が色付き、絶景が更新(update:アップデート)される」という展開です。

バーチャルアイドルらしくIT用語が散りばめられたうえで、革新的な自由に希望を見出すのか、絶望するのかは人間(自分)次第という対比になっています。

2番サビ:「AWAKE」という曲名の意味

start to know 革命の火蓋は
start to go 変化を望む強い情熱だ
渇いた心に満ちた孤高の光
壊しては創るの連続が 激動の未来を連れてくる
6000万年に一度きりのsurpriseでドラスティックなkissにしよう

“I’m ready to dawn”

AWAKE/作詞:草野華余子 作曲:Giga・TeddyLoid

「1番サビ」の「革命の狼煙」が「2番サビ」では「革命の火蓋(ひぶた)」へと変化しました。「狼煙を上げる」のは革命を起こす合図、「火蓋を切る」のは革命の開始と解釈できます。

「AWAKE」(読み:アウェイク、意味:目覚め)という楽曲こそ「dawn=黎明=夜明け」かつ「革命の狼煙〜革命の火蓋」であるという「変化を望む強い情熱」が込められていました。

おわりに

星街すいせいさん自身、「AWAKE」でストリート系のギャルと化し、EDMサウンドとラップの融合を試みるという変化が見られました。今後もVTuber初の偉業を達成し続け、唯一無二のバーチャルアイドルとして革命を起こしていくことでしょう。

TVアニメ・ガンダムの新シリーズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ジークアクス)に先駆け、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が2025年1月17日に公開されました。

その主題歌は米津玄師さん「Plazma」(2025年1月20日配信)ですが、挿入歌(2曲のうち1曲)は星街すいせいさん「もうどうなってもいいや」。こちらも革命的な偉業といえるのではないでしょうか。

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渡辺和歌
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