最近割と巷ではギターミュージックが減っている印象を受けますがそれでもやはり名曲をギターで弾いてみたいと思う方は多いはず。
そんなあなたにギターの初歩の初歩から、初心者が弾くのにオススメな曲まで色々教えちゃいます。
まず第一にどのギターを買えばいいのかわからない場合は、とりあえずバッカス等の安くても質のいいブランドのストラトキャスターを選ぶのがオススメです。
レスポールギター等は女性に人気がありますがネックが太い傾向があり、また重いものが多くあまり初心者向けとは言えません。
ギター以外に必要なものはギターのチューニング用のチューナーとピック、できればアンプとシールド、メトロノーム等もあると良いでしょう。
お金に余裕があれば握力グリップを買ってもいいかもしれせん。
チューニングはチューナーを使い高い弦から順番にEBGDAEの音に調整するのがセオリーです。
6弦のみ1音下げたドロップDチューニングや半音下げ等もありますが最初はやはりノーマルチューニングから始めましょう。
ギターの弦の張り方は正直最初は結構苦戦すると思うので、思い切って店員さんに頼むのもアリだと思います。結構無料でやってくれるお店が多いです。
いよいよギターを弾くわけですが、練習方法としてはまずドレミファソラシドを弾いてみましょう。
因みにギターは左手の指で任意の弦の任意のフレットを抑えて、右手に持ったピックで任意の弦を弾いて音を出します。
ドレミファソラシドの練習は5弦のドから始めて音を上げていくのがポイントです。
大抵最初は指が痛くてなかなか抑えられないのですが、これはひたすら慣れるしかありません。
ある程度スムーズに抑えてドレミファソラシドを弾けるようになったら、今度はメトロノームを付けてリズムに合わせて弾いてみましょう。
この辺りからコードの練習も並行して行ってみましょう。
コードとは単音でなく同時に複数の弦を弾いて出す音のことですが、最初はEコード辺りがオススメです。
Fコードはかなり慣れてからでないと難しいと思いますが、パワーコードと呼ばれるコードの省略形のような抑え方をすれば一応簡単に弾けなくもないです。
もっと弾きたいけど指が痛くてもう練習できない!なんて時やちょっと空いた時間に握力グリップを握ると丁度いい練習になります。
ドレミファソラシドもコードもある程度弾けるようになった場合、一応ここから弾きたい曲のコピーをしてみることは可能ですが個人的にはまずスケールの練習を勧めます。
スケールというのは簡単に言うと抑える箇所の決まりのようなもので、同じスケール上の音を鳴らすと違和感なく弾くことができるポイントです。
スケールの有名なものはペンタトニックスケールで、70年代辺りの洋楽ロックのギターソロはかなりの割合でこのペンタトニックスケールというものを基準に作られています。
つまりペンタトニックスケールを覚えておけばギターソロを弾きやすくなるということです。
ペンタトニックスケールは大抵
6弦の5フレット→8フレット→5弦の5フレット→7フレット→4弦の5フレット→7フレット→3弦の5フレット→7フレット→2弦の5フレット→8フレット→1弦の5フレット→8フレットという風に押さえて弾いていきます。
重要なのは位置の移動なので、最初のフレットは1フレット目でも3フレット目でも構いません。
1弦と2弦と6弦のみ2回目に抑えるフレットが違うことに注意すれば覚えるのにそこまで苦労はしないでしょう。
ペンタトニックスケールを弾けるようになったらハンマリングオンの練習をしましょう。
ハンマリングオンとは一度弾いてから左手で強く抑えることでピックで弾くことなく音を出す技法です。
ハンマリングオンと並行して練習するといいのがプリングオフで、これは左手で既に抑えている指を強く離すことで音を鳴らす技法です。
チョーキングもできるといいでしょう。
チョーキングというのは抑えている指を大きく手前に動かし音を伸ばす技法です。
右手の方では余計な音を出さないために弾かない弦をそっと抑えて音を消すミュートという技法も並行して練習しましょう。
ここまでできるようになるといよいよ曲をコピーし始めてもいいでしょう。
大抵の人が最初に練習するのはDeep PurpleのSmoke On The Waterではないでしょうか。
この曲は弦を2つ抑えるシンプルなリフがとても印象的で、この部分を弾きたいだけならコードが弾けるようになった段階で既にコピーが可能なほど簡単です。
実際に曲をかけながらテンポを合わせて弾けばアッサリとできるはずです。
ギターソロの練習に丁度良い有名な曲と言えばNirvanaのSmells Like Teen Spiritでしょう。
この曲はイントロも簡単なパワーコードの移動ですし、ギターソロはテンポも遅く弾きやすいでしょう。
速めのパワーコードを格好良く弾いてみたい場合はMarilyn MansonのIrresponsible Hate Anthemのイントロが良いでしょう。
この曲は何も知らないと難しそうに聞こえるのですが、実際はパワーコードをスライドさせるだけなので非常に簡単です。
またMarilyn Mansonの曲は全体に簡単なものが多く、コードと言っても1、2箇所しか抑えないで弾けるThe Speed Of Painという曲もあります。
パワーコードでなく通常のコードを格好良く弾いてみたい方にはMUSEのBlissをオススメします。
この曲はCmコード→B♭コード→Fmコードというシンプルでかつ移動距離の少ないコード進行なのでこの部分だけをコピーしてみるのも良いでしょう。
ピックでなく指弾きの練習をしてみたい場合にオススメなのは俄然Led ZeppelinのStairway To Heavenです。
非常に長い曲なのが少し厄介ですが、テンポも遅く抑える箇所の移動もそこまで多くはないので練習に丁度良いでしょう。
但しギターソロはかなり速いので初心者には向いていません。
単音とコードを交互に練習してみたい場合はMichelle BranchのEverywhereがオススメです。
少しテンポは速めですが抑える箇所も多くありませんし単音→コードというシンプルな展開は弾きやすくかつ弾いていて気持ちいいでしょう。
同じく単音とコードを合わせて弾いてみたい場合にオススメなのはCraig DavidのInsomniaのアコースティックバージョンで、この曲はB♭→C→Am→Dmというシンプルなコード進行の繰り返しになっています。
但しこの曲は非常に歌が速いので弾き語りをしたい人には全くオススメできません。
弾き語りをしてみたい方にオススメな曲はNirvanaのSomething In The Wayです。
原曲を知っている方ならすぐわかると思いますがこの曲は非常にスローテンポな上にずっと繰り返しなのでギターを弾きながら歌を歌うのに持って来いの曲と言えるでしょう。